9月15日に、川越で「全日本だるま研究会」の会合に出席してきました。
旅猫雑貨店で2012年のお正月から毎年開催しているイベント「七転八起 だるまつり」で出展していただき、ユニークなだるまグッズを次々と生み出している<だるチャンプロデュース>代表・貴山さんとのご縁で、1年半前に研究会の会員になりました。
「全日本だるま研究会」は全国のだるま好きが集まる同好会で、会員は約70名。だるまをコレクションしている蒐集家や愛好家、だるま製作者、研究家、学芸員などから構成されています。機関誌『だるま』を年1回、会報誌『だるまニュース』を年4回発行、会員の活動や地方のニュースを紹介しています。そして年に1度、全国大会として、だるまの産地を訪ねる旅行も開催されています。公式キャラクターに任命されている「山田るま」さんも、ゆるキャライベントなどで活躍中。
会合はワイワイと食事をしながら、会員による展示イベントの案内や、最近手に入れただるまを見せたり、製作者の近況を情報交換したりと、本当にだるまのことばっかり話します。先日、絵付け教室を開催した川越だるま製作者の矢嶋美夏さんも来ていて、作ってきただるまや猫を会員に紹介していました。
わたしはまだまだ、だるまについて語れるほど詳しくないのですが、これほど多様に日本人の暮らしに馴染んでいる「だるま」って、知れば知るほど面白いなーと思います。必勝祈願とか、厄を払うとか、何回失敗しても起き上がる、という縁起担ぎもあるし、地方によっていろいろな表情や形があります。川越だるまのように若い作り手が現れただるまはこれからも受け継がれていきますが、作り手がいなくなって廃絶してしまっただるまも数多くあります。
昨年11月に刊行されたCOCHAEさんの著書『DARUMA BOOK だるまのデザイン』という本は、日本全国のだるまがわかりやすく紹介され、眺めているだけでもたのしい好著です。だるまの監修は、全日本だるま研究会の会長・中村浩訳さん。
▼中村浩訳さんのだるまコレクションの一部は、こちらのサイトでも見ることができます。
http://www.osaji.co.jp/nakamura-collection/index3.html
また当店でもだるまのイベントをやっていきたいと思っていますので、遊びにきてくださいね。