東京・雑司ヶ谷鬼子母神の参詣土産として、江戸時代から作られている郷土玩具「すすきみみずく」。4年前に雑司が谷で最後の製作者だった「音羽屋」岡本冨美さんが高齢のため廃業なさって、現在は埼玉・川口にお住まいの冨美さんの息子さんご夫婦と、「すすきみみずく保存会」のみなさんがそれぞれ製作、鬼子母神参道の「雑司が谷案内処」で販売されています。
また、毎年10月16日〜18日に行われる雑司ヶ谷法明寺の《御会式》では、鬼子母神堂境内の縁日で埼玉の「川口屋」さんが露店を出し、すすきみみずくを販売しています。
雑司が谷の町が1年のうちで最大に盛り上がる御会式の時期に合わせて、日本郷土玩具の会・会長の中村浩訳さんの声掛けのもと、すすきみみずくをテーマに若手の張子作家たちが思い思いのみみずくの玩具を作ってくれました。当店からも、「みみずくこけし」や「木版ぬいぐるみ・みみずく」などを加えて展示即売いたします。
また、中村さんの古いすすきみみずくのコレクションをお借りして展示しています。愛知県・鳳来寺山で作られている「すすき仏法僧」は、愛知県の鳥「コノハズク」を、雑司が谷のすすきみみずくから教えを受けて製作を始めたものだそうです。広島・安芸区瀬野地区で作られているみみずくもあります。店内の一角にて、みみずく尽くしのフェア開催です。
みみずく祭
2014年10月11日(土)〜31日(金)
12時〜19時(日・祝 11時〜18時)
*期間中、14日(火)、20日(月)、27日(月)はお休みです
出展者:中村浩訳(日本郷土玩具の会会長)/矢嶋美夏(川越だるま製作者)/はまさきかおり(張子作家)/松崎大祐(張子作家)/あやせさやか(イラストレーター)
会場/旅猫雑貨店にて(→Google地図)
http://www.tabineko.jp/shop_info.html