
16:57 八合目(標高3100m)着。七合目→八合目まで1時間10分。七合目で登山ガイドの人が「40分ほどで八合目です。その間ずっと岩場です」と教えてくれたのだが、我々の足では40分はとても無理。5分登って3分休み、ぐらいのペースか。両手両足を使ってよじ登るようなところもあった。

山小屋前でほっと一息。八合目では500mlのペットボトル1本500円。水道がないので、とにかく水分は貴重。しかし下から持っていくには2本がせいぜいで、それでもザックが重く感じる。値段はどうあれ、ここで追加購入。

17:15 10分ほど休憩してまた登り始める。宿泊する山小屋は八合目でも上の方(標高3250m)にあるので。明るいうち(元気なうち、ともいう)に少しでも標高を稼いでおいて、夜間登山となる頂上までの距離を短くしようという計画である。

標高3000mを越えると気温が徐々に下がってきて、各自持ってきた上着を重ね着しはじめたが、午後6時をまわって、急激に寒さを感じた。Mongoさんがやおら“赤トウガラシ男”に変身した瞬間。18:27。

18:43 標高3250m着。五合目からは、約7時間もかかった。標準よりはかなり遅いかもしれないが、それが我々のペースで、早いからエライというものでもなく、ゆっくりでも登ってこられればよいのだ。

宿泊する山小屋・元祖室(がんそ むろ)の外観。1泊2食付きで1人7350円。

まだ新しい山小屋らしく、室内は木の香りがして、むさ苦しい感じが少しもなかった。前回、富士宮口の山小屋では1枚のせんべい布団(クサイ)に3人で寝かされたので、今回も期待はしていなかったのだが、5人分のスペース(布団5枚)を4人で使ってよいとのことで、ゆったり。トイレ(有料:100円)も洋式のバイオトイレで匂いもなくきれいだった。

山小屋から北西方向の眺め。下界は一面の雲海に覆われていて、そこに夕日が美しい陰影を作りだしている。ふと気が付くと、あたりは全くの無音。人間以外は、車も、テレビも、パソコンも、風に揺れる木も、動物さえもいない高山の静寂。


19:30 夕食。山小屋の定番、カレーライス。ウィンナーが1本ついているのがこころにくい。高地のため沸点が低く、米などは圧力釜でないと炊けないそうだ。ぺろりとたいらげる。
食後、荷物の整理、洗面(ペットボトルのお茶で…)をすませ、9時前には全員寝床につく。私は持参した文庫本(『文豪ミステリー傑作選』河出文庫)を読みはじめたが、疲れていたので5、6ページも進まないうちに眠ってしまった。
(つづく)


この合羽は野外ライブでかなりお世話になった優れもの。
しかし、大変なのは実はこの後ですねー。
あの合羽を見て、山ではあのぐらい目立つ色が必要だね〜と為五郎と言い合ってました。
万が一、滑落してもすぐみ見つけてもらえそうですし!
このあと、大変すぎてあんまり写真撮ってなかったりします……
やっぱり。うちもです……