2007年08月12日

■夏休み社会科見学

宝くじ、福引き、ギャンブル、株、こういう類の事柄は最も苦手といいますか、全く興味がないといいますか、情熱を持てないが故に「当たるはずがない」と心の底で確信を持って生きている。己のくじ運のなさ、勝負事に対する弱さは経験上よく心得ているので、それが宴会の場でのジャンケン大会であっても、内心はじめから諦めている。

わめぞの仲間で競馬に行こうという話があがっても「行きません」と答えていたのだが、お金を賭けなくても、馬とか、競馬場に来ている人を見ているだけですごく楽しいよ、とか、競馬場で売っている食べ物が妙においしいんだよ、夜のレースって気持ちいいから一度見てみれば、などと言うので、そ、そうかなぁ、じゃ見るだけでいいなら社会科見学ね、なんて答えて、行くことになってしまった。

現地集合で大井競馬場へ。モノレールの駅を降りると馬糞の匂いがする。入口で入場料100円を払う。向井さん退屈くん浅生ハルミンさん、未来社の天野さんがすでにパドック(馬の調子とか毛艶なんかを下見するところ)にいて、どの馬に賭けるか思案中。どれも同じに見えるなぁ。トニー・アルメイダ(『24』に出てくるちょっとダメな男)という馬がいた。名前からして弱そう。

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みんなにどうしてその馬に賭けるの?と聞いたら、「ジョッキーがかっこよかったから」「下を向いて歩いてたから」「なんとなく好きな数字だから」。ふんふん。賭け方も1着だけ当てたり、1−2着とか、ワイドとか流しとか、なんだかいろんな枠があってチンプンカンプンである。競馬場に移動。

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視界を遮る建物がなく、空が広い。羽田空港が近く、離発着する飛行機がよく見える。そしてレースが始まると馬がものすごい勢いで目の前を駆け抜ける。確かに気持ちいい。来ている人々を観察すると、思いの外、小さい子どもを連れた若い夫婦の姿が目立つ。近所の人が公園代わりに競馬場に遊びに来るのだろうか。子どもは嬉々として広いところを駆け回っている。てっきり浅草の場外馬券場みたいなスサミ具合を想像していたのだが。

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レースは1回ごとに1200mだったり1500mだったりと距離が変わり、1レース終わるごとにスタートゲート(車にくっついている)が移動する。馬をゲートに入れる係の人は、1頭に2人。車輪の跡をトンボで消す係の人、馬が走ったあと、コースの砂をならす車、散水をする車。馬のためにものすごくたくさんの人が働いている。はたらくくるま、はたらくおじさん。レースは何がなんだかわからないうちに終わっていき、日が暮れてくる。

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遅れて阿部ちゃんが来たところで、楽しみにしていた食べ物を買いに行く。歌姫・ナベちゃんが絶賛していた煮込み丼。600円也。うわっ、モツが柔らかくて本当においしい!ばくばく食べてしまう。他にも茶飯のおにぎり、モツ焼き、G1焼き(馬の絵が焼き印された今川焼き)など、おいしそうなものがたくさん。

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最後のレース(10回目)まで粘り、勝負を続けるみなさん。競馬新聞とにらめっこ。だれか大穴をドカンと当てて、晩ご飯をおごってくれないかな、と密かに期待する。暗くなると場内の照明がきれい。人も少し増えてきた。

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ゲートが開くと馬が飛び出す。どの馬が1位になるか、ということよりも、わたしは馬に乗りたい。小学生の時、八ヶ岳で馬に乗った。アメリカから来た本物のカウボーイ(常に咬みたばこをクチャクチャやっていて、いつも唾を吐いているのが汚らしい)に、3日間ぐらいかけて乗馬と投げ縄を習ったのだった。英国式の乗馬ではなく、もう一度、馬に乗って野山を走りたいと思う。あっ、競馬では“鞍”をつけてない!ずっと尻を浮かしているのかー。すごいな。

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結局、当たったり外れたりして大きく損をした人はいなかったようだ。何度か、心の中で(次は○番が1位)とかこっそり賭けてみたけれど、それは全部外れていた。最後に退屈くんがわたしに馬券を買わせようと、「好きな番号を言ってください」というので「いやだ」というと、「かねこかよこ、6文字で6でどうですか」という。あまり頑ななのもどうかと思ったので、「じゃそれで」と答えて、6番の単勝に100円という馬券を1枚、代わりに買ってきてくれた。当然のように外れた。やっぱり難しいものだな、才能全くなし、と改めて思った。勉強になりました。
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
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