以来、電線の上が気になって気になって、自転車で帰宅する道々、頭上に黒い塊の気配がするたびにスルドく視線を投げてきた。が、いつもそれは電線の余りをまとめてある輪っかだったり、配線のコネクターのようなものばかり。
いつものように店を閉めて、さて自転車で40分、がんばって帰りますか、とこぎ出して2分も経たぬ雑司が谷の住宅街、旧高田小学校の正門の前まで来て、ふと上空を見ると木の梢にぶっとい「しっぽ」状のものがひょいひょいと動いて見えた。ややや!
よく見える位置に移動すれば、電線の上を綱渡りよろしく四つ足で進む生き物。これだ、これにちがいない!武藤さんが見たヤツ。電線を渡り終えて、電信柱のてっぺんでしばらく停止。私がゴソゴソと鞄からカメラを取り出すところを、上からじっと見ている。目が合うこと10秒。顔の真ん中に白い線が入っていて、油粒のような黒い目もよく見えた。体は予想以上に大きく、我が家の猫の1.5倍、70cmぐらいはありそう。太いしっぽも長く、体長と同じぐらいあるように見えた。
慌ててシャッターを切るが、光が届かない電柱の上のため、シャッタースピードが遅くブレてしまう。もうちょっと下に来てくれれば、と思っていると、カメラを恐れたのか少しオドオドした様子で、民家の屋根へ斜めに伸びている電線を下りはじめた。チャンス!
細い電線を器用につかんで、するすると降りていく。すぐに屋根まで着いて、人の目から逃れるように見えなくなった。
武藤さんが目撃したのは椿山荘のそば、住所で言うと文京区目白台になると思う。そこから私が目撃した豊島区雑司が谷2丁目までは、4〜500メートルは離れている。はたして同じハクビシンが電線を伝って広範囲を移動しているのか、それとも複数いるのか。
ところで、7月には往来座の瀬戸さんがやはり雑司が谷でタヌキを目撃している。タヌキについては、当店にいらっしゃったお客さまからも、「大鳥神社と鬼子母神前の間の、踏切のそばで見たわよ」という目撃情報が寄せられている。大まかな目撃マップを書いてみた。
▼クリックで拡大
数年前、私の自宅(中野区上鷺宮)の裏庭で深夜、アライグマに遭遇したことがあった。ラスカルのようにまるまる太って愛らしい顔をしていたが、商店街のそばで公園らしい公園もなく、車の交通量も激しいところでよく生きているなぁと感心したものだ。
参考リンク:タヌキ・アナグマ・ハクビシン・アライグマの顔と尾
深夜の東京には、いろいろな生き物が蠢いていますね、というお話でした。
さて、私もタヌキ目撃したことあります。一度は昨年夏のまっ昼間、学習院大学の裏門(坂を下った一番南、馬がいる馬場とかの近くです)を出てすぐあたりで、これは3〜4匹の親子連れでして、私の他にも見た方がいるらしく、授業中に先生が話題にされてました。
二回目は日付は失念したのですがやはり旧高田小学校の正門側の通りを歩いている時。こちらは結構夜遅かったと思います。なので か猫さんの情報を考えるとヤツはハクビシンだったのかなぁ・・・とにかく「猫や犬ではないムード」をたたえた生き物がブロック塀の上をスタスタ歩いていたのは間違いないです。
わめぞ野生動物マップ素敵です!さらなる拡大を期待してます。
それはきっとハクビシンですよ。
夫の実家が雑司ヶ谷1丁目にあります。
家の柿の実を食べに去年からハクビシンがやってくるそうです。
柿の木やベランダにいるところを目撃されています。
都心にハクビシン、びっくりですね。
コメントくださってどうもありがとうございます。
>なつきさん
学習院の敷地内ではなく、裏門を出たところにいるんですね。
出たり入ったりしてるんだろうか。
馬小屋のエサを食べたりして。
ハクビシンは、明らかに猫より大きくてしっぽの長さが尋常ではありません。
私が近所で見たことがあるタヌキは、動きがドタドタしてました。
あんまり塀なんかは登れなそうな感じ。
マップにまた書き加えていきますね。
>1933さん
そんなに人間の近くまで来るんですかー。
ベランダにいたらびっくりしますね。
もっと近くで見てみたいような、怖いような…。
今年もそろそろ来る頃でしょうか。
冬はどうしているのか、いろいろ気になります。
気温が上がってきたので、動きが活発になる頃なのでしょうか。
わたしもまた電線の上を歩いているところを見たいです。
あれはなんとも不思議な感じですよね。
千駄木にある古書ほうろうさんの近くでも、ハクビシンを目撃されたそうです。文京区内でも、かなり繁殖しているのかもしれませんね!
https://wamezo.up.seesaa.net/image/wamezo_map09.gif
者です。そのハクビシンらしき動物、たった今目撃しました!
数週間前に夜中にampmに行こうとして目白坂を下っていて
ふと上を見上げたら電線をつたう動物が!
最初は猫?と思ったのですがそのシュッとした鼻先など
猫とは違うシルエットで、いったい今のは何だったん
だろう、、、と思っていました。
そしてその数日後また同じ電線で目撃して、今日はなんと
江戸川公園で猫をかまっていたら暗闇の奥から他とはちょっと
違う形の猫が、、、だんだん近づいてきたら、、!!あの
電線をつたっていた動物だ!!と気付きました。警戒心が
強くて、なかなか近寄れませんでしたがアレはハクビシン
だったんですね、、。でも鼻は白くなかったように思います。
また目撃したら報告します!
私も2日前に、中野区鷺宮の住宅街で、ものすごく至近距離でハクビシンを目撃したところです。
電線の上を歩いているのは確実にハクビシンだと思うのですが、江戸川公園で見た、顔に白い線がないのは、もしかしたらタヌキじゃないでしょうか。タヌキは塀の上に登ったりするのが苦手みたいです。
夏の初め頃、練馬区中村でも見ましたし、2週間ほど前には豊島区雑司が谷1丁目でも。都内いたるところで、ハクビシンが大繁殖しているのは確実です。また見かけたら教えてください!目撃マップに書き加えますので〜。
元々自分が見た動物はいったいなんだったのか!?
と検索していたらココにたどりついたのですが
あの不思議な気持ちを共有出来たみたいで
嬉しいです。
実はか猫さんの描かれた地図をプリントアウトして
自分で勝手に目撃情報を書き加えて部屋の壁に
貼っているのです。
今度見かけたら触ってみたいと思っているのですが
病気をもっているから危ないよと知り合いに忠告
されました、、。
また目撃したら報告させてもらいますー。
ではー。
夕方5時前に目白4丁目の徳川黎明会の前の通りの西武線踏切の近くで、タヌキを一匹、夜の9時半ごろ自宅の屋根の傍にあるかなり高い電線の上のハクビシン大中2匹を目撃しました。以前、黎明会の正門前の通りに建つマンションの狭い自転車置き場で、一度タヌキさんとお見合いしたり、今夜と同じ電線の上を歩く?ハクビシン一匹を別々の日に目撃したことはありましたが、一日に両方見たのは、初めてでした。空気の澄んだ寒い日でしたが、野趣豊かな(笑)場所だと、何だか少し嬉しくなりました。 ちなみに日本のハクビシンはSARSとは関係なしだそうです。
実は私も1ヶ月ほど前になりますが、徳川黎明会から西武線の踏切に近い方でタヌキを目撃しました。同じタヌキかもしれません!お庭のある一戸建ての、生け垣からひょっこり出てきたところでご対面いたしました。あのあたりはお庭の広い大きい家がたくさんあるので住みやすいのかもしれませんね。
ハクビシンの大中2匹が、揃って電線の上を歩いていたんですか!いや〜それはそれは。愉快です。先日、路上で泣いていたハクビシンの子供を仲間が保護しました。実際に触ってみたら想像以上に柔らかい毛並みで、人なつこくてかわいかったですよ。
▼この記事の一番下です。
http://tabineko.seesaa.net/article/108928361.html
二週間ほど前、夜8時頃家内と二人巣鴨4丁目、三菱養和グランド近くの路上を横切る猫風ながら猫ではないファンタジックな生き物に遭遇しました
60センチ強、尻尾太く長く、短足、あっという間に
視界から消えました。
それから二週間息子を交えあれは何だった?
なんとなくタヌキ、鼬では面白くなく勝手に
ネーミングも格好良いハクビシンと、決め付け
現場近くのお宅に聞き込み開始「夜分すみません
この辺にハクビシンが出るようですが ご覧になったことあります?」聞かれた方お化けか何かとと勘違いされ
たのか とっさに「そんなの出るわけ無いよ」とぴしゃり。
そんなことにもめげず急造ハクビシン探検隊は毎夜
電線上をにらみ、優しそうな人に「この辺にハクビシン
が......」を繰り返しているこのごろです
一体ほんとのところあれは何だったのだろう?
タヌキでは夢がない ハクビシンであってほしい。
書き込みありがとうございます。
むむむ、巣鴨にもおりましたか。
温かくなりビワの実も熟してきた今日このごろ。都会の夜にひっそりとうごめく野生動物たちの動きも活発になっているようです。
しっぽが長かったのならハクビシンの可能性が高いかもしれません。たぬきは全体に「ボサッ」「ポテッ」とした感じで、しっぽはそんなに長くないです。顔を正面から見れば、白い筋のあるなしで一発でわかるのですが……。
私は深夜に自転車で帰宅することが多いのですが、ここ2、3ヶ月でハクビシン、タヌキ、共に2、3度ずつ遭遇しております(豊島区雑司が谷、目白、練馬区旭丘、中野区上鷺宮など)。ひょっこり塀の上を歩いていたハクビシンを追跡、しかしその縦横無尽、千変万化の動きに意表をつかれまくり、わずか30メートルほどで見失ってしまいました。
同じく暢気に路上をお散歩中だったタヌキも、パパラッチよろしく追跡を試みますと、テケテケと民家の庭先に逃げ込んで、安全な塀の下の隙間より、ちょこなんと前足に顔を乗せてこちらを見送っているではありませんか。
タヌキもハクビシンも、実に実に愛嬌のあるおちゃめさんではないかと思われます。人間にあまりご迷惑のかからぬ限り、ひっそりと暮らし続けてほしいものですね。また目撃の折にはお知らせいただければうれしいです。
巣鴨の熊五郎です
残念ながらハクビシン発見の嬉しいご報告ではないのですが
1ヶ月ほど前のハクビシンらしき生き物に遭遇以来
この魅力的な生き物に取り憑かれっぱなしです
以前旅猫さんに載せていただいた、たぬき、アライグマ
ハクビシン様などの違い,対照写真をコンパクトにまとめた印刷物を手に握り締め、夜な夜な電線を
見上げながら調査、探索活動を展開しております
なお本調査活動中、駒込から染井霊園に通じる染井通り
の駒ゴルフ界隈にタヌキが時々現れるという情報を
キャッチしました
まあタヌキでもいいか
と言いながら
引き続き私の大目標ハクビシンの発見調査に邁進いたします
情報あり次第ご報告させていただきます
よろしくお願いいたします
調査活動、お疲れさまです!
わたしも夜行性のためよく遭遇するのかもしれませんが(笑)、1週間ほど前、練馬区の西武池袋線・桜台駅近くて、目の前を横切るハクビシンがおりました。あら!と思ったら、そのすぐ後ろをさらに小さなハクビシンが……!親子連れ添って移動中でした。かわいかったです。
その少し前に自宅(中野区)のすぐそばで、歩道の植え込みに入り込むハクビシンが見えたので、そっと近づいてみました。そうしたらツツジの木の間からひょっこりを顔を出してこちらを見ているのです!その距離、わずか1メートルほど。しばし見つめ合ったあと、タタタっとマンションの奥へ逃げていきました。
以上、わたしのご報告です。
さっき、千駄木3丁目よみせ通りを歩いて帰宅途中に見かけました!!! ふいと横を見上げたら、何やら猫らしき動物が電線を伝って移動していたので、びっくりして後を追ってみたら、以前近くで道路を横断しているのを見かけた不思議な動物ではないですか!?
前は一瞬だったので、やっぱり猫だったのかも・・・と思っていたんですが、今日やっと確信しました!
結構近くまで接近できたので、顔をはっきり覚えています!まさに「ハクビシン」です!!!
珍しいのかと思いきや、東京には結構出没するんですね。もしかして増殖中なのでしょうか?
か猫さん、ハクビシンの赤ちゃんの写真、すごくかわいいですね♪♪ 私もハクビシンの赤ちゃんに出会ってみたいです!
増えすぎるのも問題かもしれませんが、猫好きなだけに、谷中の猫のように地元に馴染んでくれたら、それはそれで個人的には嬉しいのですが。。。
千駄木からの「ハクビシン」情報でした:-)
むむむ、以前、たぬき坂付近で古書ほうろうのミカコさんが見かけた由、やはり千駄木界隈にもハクビシン繁殖中とお見受けいたします。
あの電線を伝って歩いている様は、本当にびっくりしますよね。あれで東京中どこまででも行けるわけで、なんだか愉快な気持ちになります。今後もハクビシン追跡をよろしくお願いいたします。
夕べ、帰宅途中に、家のすぐ前の電線に何か伝う物が見えた、と思ったら、いたちのような動物がいました。
大変、驚きまして一体あれは何の動物なのか、と思いました。
ハクビシン、という動物なのですね。
場所は板橋区東新町、です。
夏ごろですが、やはり家の前で狸も見ました。
ツインでした。
狸は、近所にお寺があるのですが、そこでも見かけるそうです。
神社もそばにあります、そのせいでしょうか。
コメントを書き込んでくださってありがとうございます!
板橋区はほぼ全域でタヌキの目撃情報があるそうです。
私はここ数年で見かけたハクビシン、タヌキ、アライグマの目撃情報を、宮本拓海さんという動物ジャーナリストが運営する「東京タヌキ探検隊」(http://tokyotanuki.jp/)というサイトに報告しております。
宮本さんは目撃した住所(できるだけ詳しく)と、日付、何時頃、何匹いたか、などのデータを集めて研究、詳細な分布図を作っていらっしゃいます。伝聞(他の人が見たらしい)は情報としては不可だそうです。よかったら情報を送ってみてください。
ハクビシンもタヌキも、都会でたくましく生きている姿を見ると愉快ですよね。特に電線を歩くハクビシンは見ていて面白いです。また見かけたら教えてください!