吉祥寺・前進座にて落語を楽しむ。Mongoさんの落語好き仲間とご一緒させていただくのは3度目。前回は談志でした。プログラム見て一番期待したのは古今亭志ん輔。教育テレビ「お母さんと一緒」でお馴染みだが高座は初めて。廓ばなし「お見立て」、期待を裏切らない面白さでした。しつこい旦那の栃木訛りが名古屋弁みたいに聞こえるのはご愛嬌か。
こちらも初めて聞く柳家三三(さんざ)、「釜どろ」。短い噺だったのであんまりこの方の良さがわからなかった。まじめそうということだけ。
トリは2度目の小三治。私はまだお見かけしたことはないのだが、古書往来座の向かいにある喫茶店によくいらっしゃるとのことで、なんとなく親近感を持っているのだ。(隙あらば、"わめぞ落語会”を企画してご出演願いたいというのがわめぞ民の密かな願い。……無理だろうなぁ・笑)
で、今日のネタは「鰍沢(かじかざわ)」。マクラを聞いて「あっ!」と思った。少し前にわが師匠・岡崎武志さんがやはり鰍沢を聞いたとブログに書かれていたから。小三治の訥々とした語り口で静かに噺が進んでいくが、最後に雪の中を逃げ出しサゲに至るところが、なにかもうちょっと勢い、凄みが欲しかったなぁ、という感想。今ひとつ映像が浮かんでこないまま終わってしまった。
久しぶりに土曜日の吉祥寺、ハモニカ横町をぶらぶらしたら、いろんな新しい店ができていて楽しかった。が、人が多すぎて意識がシャットダウン、眠くなってしまい吉祥寺退散。阿佐ヶ谷で夕飯を食べて帰宅した。
よかった。
わめぞ落語会、ぜひに。
平野甲賀さんの装丁とのこと。むむう。
『噺家パラダイスー寄席雑記帖』古今亭志ん輔
(ビジネス社/2007年9月)
あと立川龍志さんとの2人会の告知も気になっています。
龍志師匠は雑司が谷在住で、奥さまが旅猫に
いらしてくださったこともあるので……。
ご縁があるかも。かも。