2008年03月19日

■女子の古本屋

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岡崎武志さんが筑摩書房のPR誌『ちくま』に連載した「古本屋は女に向いた職業ー女性古書店主列伝」が、1冊の本にまとまり、3月25日に発売となります。単行本のタイトルは『女子の古本屋』。僭越ながらわたくしめも取り上げていただきまして、赤裸々に(笑)しがない人生など語ってしまっております(もちろん、これがすべてではありませぬが…ウフフ)。

自分はさておき、日頃親しくさせていただいている女性古書店主も多いのですが、こんな風に子供の頃からの経験談をじっくり聞く機会はほとんどないため、「ええっ!そうだったの!!!」とびっくりするようなことがいっぱい出てきます。いやぁ〜、知らなかったなぁ。ほえー。これは楽しい。岡崎さんだからここまで聞き出せたんだろうなと思います。

裏表紙にお掃除している女の子の絵がありますが、少し前に、イラストを担当された浅生ハルミンさんが「金子さんが掃除してる写真があるって聞いたから、女の子がホウキ持って掃除してるイラストを描いておいたよ」と教えてくださいました。コウノ嬢は、その横でちりとりを持っている猫を「これワタシね〜」と言って喜んでおります。ハルミンさん、ありがとうございます!

18日夜、岡崎さんのトークライブが行われている高円寺の古本酒場コクテイルへ。引き戸をガラガラと開けると、20人ばかりのお客さんがシーンとなり、真剣に紙とにらめっこしていた。「試験中だから静かに入ってや」と岡崎さんに注意される。岡崎さんの著書『読書の腕前』の文章が兵庫県公立高校の入試問題になり、その問題を全員が解いていたのだ。わたしも問題用紙をもらい、解答した。問一 〜 問六まで、全問正解だったのは20人中5人ぐらいか。わたしは最後の一問が時間切れで適当に書いてしまい、正解は5問のみ。残念!くやしい!唯一、国語だけは得意なのに。

カセットテープ版You Tubeでは永井荷風の声に一同オドロキ。そのあと岡崎さんが10曲ぐらい歌った。終了後、岡崎さんにいつか歌ってほしい曲をリクエストする。吉田拓郎がキャンディーズのために書いた曲「あなたのイエスタディ」。歌詞も曲調もバリバリの吉田拓郎なのに、キャンディーズのミキちゃんが歌っている。有名ですが「やさしい悪魔」も吉田拓郎作曲。あ、本人も歌ってたんだ。
▼キャンディーズバージョン
http://jp.youtube.com/watch?v=6Xh5I6MGIow&feature=related
▼吉田拓郎バージョン
http://jp.youtube.com/watch?v=7zWmgK27Rtk

コクテイルの写真、3枚。
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posted by 店主かねこ at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする
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