2011年01月07日

■久々に大工仕事

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かれこれ2年前に購入していながら、ずっと店の片隅に放ったらかしていた板と棚受けで、ようやく気になっていた場所に棚を吊りました。パイン集成材に薄めのオイルステイン塗装をしてから、水平器と電動ドリルを駆使してばびーんと一気に作業終了!

カウンターの後ろ側からバックヤードにかけて、読みかけの本、これから読みたい本、資料本、未整理の本などが積み上がり、あるところは崩れ、あるところは手が届かずホコリをかぶり、さらにその上に積み上げ、また崩れ、密林、魔境と化していたのでありました(といっても狭いカウンター内なので、たいした量ではありませんが)。

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今まで見えず手に取れずだった本が一目瞭然であります。気持ちがいい。

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売場と帳場を出たり入ったりするところで、下段の棚の角がちょうど私の頭にぶつかりそう、ということで、のこぎりでエイヤッと角を切りました。それでもいつものように動いてたら危うく頭が削げそうになったので、なにか注意喚起するものを……

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ということで、ふくろう風船などぶら下げてみました。それでもぶつかるだろうなァ……
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2009年11月11日

■店舗オープン3周年 

おかげさまで本日、2006年の店舗オープンから3周年を迎えました。お客さまをはじめ、あの方にもこの方にも日々感謝しつつ、そして<わめぞ>の仲間たちの支えがあっての3周年です。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

オンラインショップ開業から数えると8年目の秋、ただ今ウェブサイトのリニューアルをすべく、じっくりとサイト構築を進めております。雑司が谷の店舗に来ることができない遠方のお客さまにも、楽しく快適にお買い物していただけるようなページを目指して鋭意製作中ですので、今しばらく。

3年前と店舗内の様子を比べてみました。サムネイルをクリックすると別ウィンドウで拡大します。

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2006年開業時に新たに仕入れたものはほとんどなく、家にあった在庫をゆとりを持って並べただけという、ずいぶんさっぱりとした店内でした。店舗の契約時から開業までの様子は、このブログのカテゴリー「雑司が谷仕事場づくり日記」でご覧いただけます。

そして現在、新たに雑司が谷にお店を開こうと準備を始めた方がいらっしゃいます。場所はたい焼き<ひなの郷>の並び、鬼子母神通りに面する路面店です。お話を聞いたところによると、新刊本あり、古本あり、貸本もあり、お茶も飲める!らしいです。どんなお店になるのでしょう。詳しくは店主さんのブログでどうぞ。

●雑司ヶ谷つれづれ日記
http://higurasibooks.blog.so-net.ne.jp/
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2007年01月09日

■配給物資

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ついに大家さんよりコメをいただく。リュックで担いで自転車で帰るのに重いなんて絶対言いません。しかし大家さん昨日我が家のコメが切れたことをどうして知っているのですか。
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2006年11月26日

■目がまわる

ちょっと前まで、吉祥寺のVICなんかに山と積まれていたコロムビア製レコードプレイヤーGP−3が、製造中止になったと聞いてがぜん欲しくなってしまった。

同じポータブルレコードプレイヤーでは、ステレオ出力かつ、お値段もちょっと安いVestaxが人気のようだが、こっちはおしゃれすぎて店の雰囲気に似合わないのである。コロムビアのおもちゃっぽい赤と白の、“昭和のかほり”がなければ。そうして欲しくなっていざ探し出すと手に入りにくい。

ようやくネットオークションで見つけて入札するも、私の希望価格よりも高値で他の人に落札されてしまった(競り合う気はなし)。気長に待っているとまた出品があり、今度のはなぜか誰にも注目されないまま、私だけの入札で安く手に入れることができてしまった。

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新品のまま箱に入れて保管されていた感じで、とても状態がよかった。何年かぶりで、レコードに針を落とす緊張感を味わう。レコードのホコリを取るためのビロード状のクリーナーのことも思い出す。あれは今も売っているのだろうか。片面が終わってはひっくり返し、また針をのせる。ああ、レコードってこんなに面倒くさかったんだっけ。ほうっておけば音が出ないまま、いつまでもくるくる回っている。デジタル師匠の高尾さんがやってきて、「音に艶があるねぇ。」と褒めてくれた。

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かけていたのはこちら。

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ああっ。お客さまのNさまが、雑司が谷界隈の地図を、藁半紙でこんなにたくさん印刷してきてくださいました。ありがとうございます!お店で配布中。
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2006年11月25日

■極寒・手創り市

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鬼子母神にて初めての手創り市が開催された。中板橋にあるroji cafeが主催。(最近、板橋に気になるお店がいくつかあって、近日、足を延ばそうと思っている)私は世の中の動向・流行に割と疎いので、「手創り市」というのがいろんな場所で開催されていることを知らなかった。フリーマーケットやバザーと異なるのは、中古品や古物を売ってはイケナイということ。手作りの品物であること。ものは試し、と申し込んで、旅猫雑貨店の手作り品をカートに積み込み、朝9時に鬼子母神境内へ。

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会場に着いてはじめて気がついたのだが、与えられたブース(1m80cm四方)に品物を並べるのに、敷物がなくてはならない。それと、店番をするための椅子・座布団。防寒対策として携帯カイロ等。すべて持ってきていなかった。他の出店者の方々は、そのあたり怠りなく万端整えてきていらっしゃる。あいや!急ぎコンビニへ走って、ナイロンのピクニックシートを調達。貧乏くさ〜(笑)ダメだなぁ、自分。

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売りものは、ヤマオカ女史作の当店オリジナルブックカバー。共布でわたくしめが作ったコサージュ、それから湯たんぽ袋に、着物地のたばこ入れを。フェルトや編みぐるみバッグといった女の子らしい出店が多い中、かなーり地味。

鬼子母神境内は木に囲まれていて、せっかくの快晴にもかかわらず全く日が当たらない。湿った土の地面から冷気がしんしんと伝わってきて、開始10分ぐらいであまりの寒さに帰りたくなってしまう。とてもじゃないが夕方まで持たないから、なんかウソをついて早退しようと真剣に考える。が、それもおとな気ないな、と考え直して、コンビニで買ってきた貼るカイロ1袋(10枚入)を、左右の手袋の中、背中、腰とお腹、靴底、足の甲にすべて使い、耐えることにする。それでも手足がかじかんだ。

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出店ブースから上を見上げると、紅葉。

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境内の駄菓子屋・上川口屋の屋根から観察している方。

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隅っこの方では、こんな方とか、

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こんな皆さんもいて、人間観察はかなり楽しめました。

お隣に出店していた、インドサリーで布小物や服を作っている方がとても親切にしてくださって、つま先用のカイロをいただいたり、トイレに行っている間、店番をしてくださったりした。たいへんお世話になりました!

お昼頃からポポタムの大林さんや往来座の瀬戸さん、東京セドリーヌのAkiさん、古書現世の向井さん(→「雑司が谷無法地帯」参照)が来てくださって、かなり楽しくなった。また午後からは思いのほか品物が売れたりして、なんとか4時まで続けられた。でも寒さには本当に弱いので、12月の出店は無理そう。また来年の春頃に出られたら、その時はがんばります。
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2006年11月24日

■日々うつろう

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先週はこんな色だったもみじが

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今週はこんな色になった
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2006年11月23日

■まだやります

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円筒に入ったブツが到着。
カッティングシートの切り文字で、スタンド式の看板を作る。先日、某業者さんに見積りを依頼したら「文字数多いから4万8千円」との連絡があり、(うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、無理!)と心の中で絶叫。それじゃあ自分でやりますわ。

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スタンド式の看板に、位置を合わせて仮止め。

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シートが大きいので、“水貼り”をする。台所洗剤を数滴混ぜた水を霧吹きで吹き付ける。(洗剤を混ぜると、水抜きがしやすくなるとのこと。洗剤が多すぎるとシートの付きが悪くなるそう。)

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仮止めを支点にして、シートをひっくり返し、裏側の台紙を剥がす。

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カッティングシートの粘着面を、看板本体にヘラをつかって密着させていく。霧吹きの水分を押し出すように。そしてこのまま水分が乾くまで1日おきます。

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翌日。カッティングシートの上の転写紙をそっと剥がしていく。勢いがよすぎると、細かい部分が転写紙にくっついてきてしまうので、慎重に……

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できた!
うれしい反面、なんだか恥ずかしいのです。ああ、こそばゆい。
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2006年11月17日

■第二の人生

自宅近くに、ガラス貼りの古めかしい調剤室を持った昔ながらのくすり屋があったのだが、1ヶ月ほど前からシャッターを閉ざし、中で商品や什器の片付けをはじめていた。そのくすり屋の両隣りの商店も数年前に閉店して、あとに新しい店舗が入るでもなく、その一角がさらに暗く寂しくなってしまった。

すぐ近くに大手チェーンのドラッグストアが2軒、それに処方箋薬局も2軒と立て続けにできてしまったから、古くからの個人商店では太刀打ちできなかったのだろう。実際、私もそのくすり屋を利用したことはなかった。木枠のショーケースの上には折鶴ランの鉢、壁のポスターは色あせ、今でも乳鉢で粉薬を調合してくれそうな白衣のおじいさんが奥にいた。そのまま江戸東京たてもの園に移築しても違和感のない雰囲気だった。

先日、前を通りかかった時、半分シャッターが開いていて、ガランとした店内でおばさんが掃除しているのが見えた。もうすっかり商品も什器も処分してしまったと思ったら、すみっこに不要品と思しきものがいくつか置かれていて、その中に傘立てが見えた。

私の店にはまだまだ足りないものがたくさんあるのだが、そのうちのひとつが傘立てで、なかなか満足いくものが見つからないので、妥協して変なものを買うよりは、なくてもなんとかなる、と開き直っていた。(お客さんにしてみれば傘の置き場がなく迷惑な話だが。)それで、ダメもとでおばさんに、「この傘立てを譲っていただけませんか」と声を掛けた。ほうき片手におばさんが出てきて、「どうせ捨てようと思っているものだから、どうぞお持ちなさい」と言う。思いがけず、傘立てを入手。

店に持ってきて、水洗いをしてホコリを落としたら、まるでここに何十年もあったような顔で、入り口の脇にぴたりと収まった。

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2006年11月11日

■ひっそり開店しました

思えばスタートは暑かった……首にアイスノンを巻き、日焼け止めを塗って自転車通勤していた頃は、こんな季節になるまで準備しているとは予想だにせず。今や北風吹き枯葉舞い、晩秋というよりは初冬である。はぁ。

ため息をついていても始まらないので、本日大安吉日(←こればっかり)、ウィンドウのロールスクリーンを開けはなって、ひっそり開店してみる。ここを開けているか、開けていないかで、前を通る人の反応が面白いほど違うのがよく見える。

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買い物に行く途中の奥さま、近くにある日本女子大の学生さん、赤ちゃん連れの若いご夫婦など、ポツリポツリと店内に入ってきてくださる。おっ、『現代豆腐百珍』など、シブい本が売れていく。

手ぬぐいと古本、竹の箸と古本、風呂敷と古本、そんなお買い上げがあると実にうれしくなる。もっとお客さんに楽しんでもらうには、まだまだ推敲、工夫の余地あり。

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ご来店の際は、畳ベンチでごゆるりと。

店舗の詳細は → こちら をご覧ください。
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2006年11月10日

■濡れ縁作り

植木、ショーウィンドウと進めてきた店頭プロジェクト、第三弾は、濡れ縁の製作である。濡れ縁用の材木を買ってきたのは、なんとまあ、3週間以上前であった。早いとこ片付けちまおう。

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昨日、ハタナカさんが“ウッドデッキ用防水塗料”を塗ってくれて、乾かした木材。

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まずは脚を作っていく。

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板は3.8mm厚で、できるだけネジが深く入るようダボ切りで穴を掘っておく。

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前後の脚、がっちりできました。

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座面の板を、等間隔に取り付けていく。

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サイズぴったり。夏にできてれば、ここでビールでも飲みながら夕涼みしたかったねぇ、とは、お向かいの寿司屋のおかみさんの言葉。

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さて、いよいよ……
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