2008年07月12日

■なにこれ!

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安かったので「荒木田土」という園芸用土を通販で買ったら、10kgの米袋ぐらいの量(土なので重さは20kgはある)が届いてびっくり。運んできたヤマト運輸のお兄さんも「やばいよこれ!」とへっぴり腰になるほど。もっと小さい袋だと思ってた。ネット通販はむずかしい(わたしも運営してるので、勉強になりますねえ)。メダカ用の睡蓮鉢の底の方にちょこっと入れるつもりだったので、残った土をどうしたらいいのか……。プランターに田植えでもしようかしらん。もう遅いか。

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土とセットで、前から探していて園芸店やアクアリウム専門店ではなかなか手に入らなかった「アサザ」という水生植物も購入。これ、日本で絶滅が危惧されている植物だという。そんなの通販で売っていいの?ってなもんだが、大事に育てて増やしましょう。

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仮住いといいながらかれこれ2ヶ月も黄色いバケツで暮らしている親メダカ。見た目もなんなので、ちゃんとした陶器の水鉢にお引っ越し。

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荒木田土を鉢底に入れる。火鉢に入れたケト土よりは粘度は低いが、ぽくぽくとしたかたまりの多い粘土質の土。

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アサザの葉が水面に浮くように、土の高低差をつけて調整。

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水を注ぐ。この時、水を少しずつそろりそろりと入れれば濁りが少なくて済むのかもしれないが、根がせっかちなので無理。どぼどぼと注いだので激しく濁る。あーあ。

待つこと1週間。

ところが水の濁りがなかなかとれない。荒木田土は粒子が細かいらしく、水に溶け込んでいるみたい。これは一回、上澄みを掬って入れ替えしないとだめかな?などと考えているとき、不思議な物体が目に入ったことである。(えー、またぁ?)

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なにこれ!!頭がハエで体がトンボでしっぽがエビ!ひー。
都会ッ子なもので、生まれて初めて見た。こ、これはヤゴというものなのでしょうか?インターネットで検索すると、「イトトンボの仲間のヤゴ」というのに似ている。今のところ雑司が谷でトンボを見かけたことはないので、土にまじっていたのでしょうか。それともアサザにくっついていたのでしょうか。いつまでこの水鉢にいるつもりなわけ?メダカが入れられないんですが……。





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2008年06月30日

■火鉢の主、捕獲

6月半ばのこと。ご近所のSさん親子が小学校にメダカを持っていきたいとのことで、火鉢の中にうじゃうじゃいるはずの子メダカをコップに掬ってあげようとした。ところが、定休日をはさんで2日前まで、あんなにうじゃうじゃいたはずの子メダカが、めっきり減ってしまっているのだ。はて、急に水温が低くなったりして死んでしまったのだろうか、それとも誰かが掬って持っていったのか……。とりあえずなんとか20匹ぐらい掬って、KちゃんSちゃん姉妹が持参した牛乳パックに入れてあげた。

うーん、どうしたんだろう。もしや……と思って兄に電話すると、「そんなもん知らねーよ!盗まれたんだろ!」と怒られた。シュン。おかしい。どうもおかしい。なんで一気に減ったのか。そうやって10分ぐらい火鉢の中を覗き込んでいたら、

おわー!

とびっくりするようなものが、見えたことである。

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ホテイアオイの根っこに隠れていた、例の金魚の稚魚が、まだ残っていたのだ。しかも、以前捕獲したジャイアンよりもさらに大きかった。2.5cmぐらいあるだろうか。不思議なことに尾びれは広がっておらず、フナみたいな形をしている。こいつが、いたいけな子メダカを呑んでしまった犯人に違いない!ヒドイ奴めっ。

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捕獲して、ジャイアンがいるペットボトル水槽へ放つ。

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右がジャイアン、左が今回新たに捕獲されたジャイアンその2。尾びれの形以外はそっくり。オスとメスの違いなのだろうか。魚は概ねオスの方が派手だから、尾びれが広がっている方がオスなのか?

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仲良く泳いでる。

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あなたがた、本当になんなの。あたしゃ飼った(買った)覚えはないのだが。
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2008年05月31日

■ジャイアン憎し

UBCの準備をしながら、今日も今日とてメダカにエサやり、火鉢水槽の観察タイム。黒っぽい金魚みたいな稚魚はメダカよりも深いところを陣地としているらしい。上から見た感じで5匹はいるようなのだが、その中でも1匹だけ格別に大きく育っているやつがいる。ベタではあるがそいつのことをジャイアンと呼ぶことにする。実際、そのジャイアンが自分の3分の1ぐらいの大きさの子メダカを追いかけたりしていじめているのを何度も見た。コンニャロ。ひきつづきジャイアンは監視しなければ、と睨みつけていたときだ。生まれたてとおぼしき頼りない子メダカを、ジャイアンがサッと追いかけて、ズルッっと飲み込んだのを見てしまった。
あ”ーーーーー!!! なんということをするのですか!!!!!

……絶句。いたいけな子メダカが食われてしまった。なんなの?こいつら。これは初めてじゃないのだろう。ジャイアンのひとり巨大化は、子メダカを食べることを覚えたせいに違いない。すぐにわたしは右手に網、左手に2リットルのペットボトルを持ち、ジャイアン隔離作戦を開始した。

上の方にわらわら浮かんでいる子メダカを避けながら、深いところにいるジャイアンどもだけを掬うのはかなり難しかった。まずは子メダカもろともがーっと一気に掬ってから、網を水から引き上げずに、少しずつ少しずつ子メダカだけを逃がす、という方法で、時間を掛けて隔離していった。金魚もどきは、思いの外その数が多く、14匹ほどいた。(水草の根に阻まれて、まだ全部掬えていないかも。)ジャイアンほど大きくなっていないやつでも、いずれ子メダカを食べ出すだろうから、ほうっておくことはできない。ドラマティックなんて言ってる場合じゃないや。という訳で、また水槽が増えた。やれやれ。

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▲真ん中のひときわデカいのがジャイアン
posted by 店主かねこ at 02:49| Comment(2) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

■メダカじゃないもの

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▲これはペットボトル組の純正緋メダカたち

一番最初に火鉢の中で生まれたメダカは、どうも色が黒っぽいなーと不思議に思っていた。後から次々と他のメダカが孵って、やっぱりその黒さは気のせいではなく、はっきりと違う種類のメダカだと確信。店にいる親メダカは「緋メダカ」のみ。これはもしかして「黒メダカ」ではないだろうか。
思い当たるのは、4月末頃に金魚屋で買ってきたホテイアオイという水草を入れたこと。その水草に、黒メダカの卵がくっついていたに違いないのだ。これはラッキーというか、面倒というか、そのうち別の水槽に分けて育てなくてはならないではないか。ちょうど兄がメダカを欲しいと言うので、「じゃあこの黒いのあげるよ」と約束した。

ところが、である。およそ1ヶ月経ち、その黒い子メダカの尾びれの様子が変なんである。上から見て、ヨコにひゃら〜っと開いてるんですよ。一瞬、ん?病気?奇形?と思ったが、5匹ほどいる黒い子メダカ全員が、同じ状態なんである。えーとこれは……

 金魚

じゃないかと。成長のスピードが、メダカの倍ぐらい早いみたい。なんかデカくなってる。ちっちゃいメダカを追いかけて、いじめたりする。こんなことってあるんですねぇ。なんだかドラマティック………。見ていて飽きないんですよ。あまりにもじーっと見ているので、お向かいのお寿司屋のおかみさんが「どうしたー?」と毎日声を掛けてくれます。

「いやー、なんか知らない間に金魚みたいのが育ってて。はは。」
「おおー、いるいる、すごいいっぱいいるじゃん、うちで釜揚げにするから分けてよ、がはははは。」

なんて会話を交わしつつ、雑司が谷の一日が始まるのであった。
posted by 店主かねこ at 01:24| Comment(2) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年05月15日

■産卵はつづくよどこまでも

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先日、土を入れて絶望的な様相を呈した火鉢。1週間経ったら無事、土が沈殿して澄んだ水になった。ああよかった。

ほっとして水面を眺めていると、ボウフラみたいな黒いものがチロチロといくつも動いているのです。さらによく見ると、子メダカ!……しかもいっぱいいる。水草についた卵は片っ端から取り分けたと思っていたのに、トクサの根にもくっついていたらしい。あのコーヒー色の泥水の中で孵ったんだ……おぉぅ、たくましいのう(涙)。

しかも、ペットボトル組よりも若干大きい。うーん。店内に入れて水温が下がらないように気をつけている過保護なペットボトル組に対して、24時間、外に出しっ放しの火鉢組なのに、着実に育っているなんて。意外とたくましいじゃないか。

さて、本来は火鉢の水が澄んだら、親メダカたちを元に戻す予定だったのだが、火鉢にも子メダカがいるとなると、さあ困ったぞ。親メダカたちはしばらくポリバケツ生活を続けてもらわねばなるまい。(親メダカは今日も卵を産んでいる。嗚呼。)

posted by 店主かねこ at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

■生まれたよ

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といっても無論わたしの子ではありません。ご覧のようにやっとメダカの稚魚が孵った。一丁前にぱぴぱぴとおよいでいる。まだ10匹ぐらい。まだまだ目玉予備軍が卵の中で控えているので、毎日ぱぴぱぴが増えていくだろう。「ここでメダカ売れよ」と兄。

今日はたいそう暇だった。大家さんからもらった「すあま」を2個も食べてしまう。

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posted by 店主かねこ at 20:38| Comment(4) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

■まあだかい

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先日、お腹にいっぱい卵をつけて泳いでいたメダカは、しばらくするとその卵を水草の根っこにくっつけていく。そのまま孵化してしまうと子メダカを親が食べてしまうというおバカさんなので、卵のうちに別の場所に分離しておかねばならないのだ。まずは親メダカ8匹を、バケツに引っ越し。引っ越し後も活発に動き回って、とにかく元気。

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水草の根っこから卵を取って、臨時水槽のペットボトル容器に入れていく。全部で50個ぐらい。水がぬるくなってきたので、卵も気持ちがいいだろうなー。

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ペットボトルに移して3日後。卵の中に目玉がはっきり見えるようになってきた。

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<拡大>

見ていると今にも殻をやぶって出てきそうなのに、まだ出てこない。ペットボトルの前を通るたびにじぃーっと見る。……出てこない。1日10回ぐらい見る。摩阿陀会の内田百閧ナすな。

そしてついに火鉢水槽に念願の「土」を投入。入れた土は「けと土」という粘度の高い土。まず土を火鉢の底に敷いてからトクサを植え込み、静かに水を注ぐ。がっー!絶望的に水が濁った。コーヒー色で、回復不能としか思えない。なにか間違ったことをしたような気持ちになる。1週間ぐらい置けば土が沈んで水がきれいになるらしいのだが、これ、だいじょび?

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posted by 店主かねこ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

■メダカ産卵

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店の入り口(屋外)で飼っているメダカは現在8匹。2〜3日前、メス数匹がお腹に卵をくっつけているのを発見。わっは。うれしい。生まれ来る子メダカのために隔離作戦を開始せねば。

このメダカを飼っている火鉢には、雨水と竹炭、水草、トクサの鉢を入れてあるだけなのだが、もっと水をきれいに保つためには、微生物が増えるように土を入れた方がいいらしい。調べると、「ビオトープ用の土」というのが売っていた。近くに田んぼも土手もないので、買ってくるしかないなぁ。もう1年以上も買うのを迷っている黒竹の大鉢も一緒に買ってしまおうか。いろはもみじの鉢も割れているから植え替えなくちゃ。

あたたかくなってくると、店まわりのあれやこれや、やりたいことが増えてきます。
posted by 店主かねこ at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2005年05月04日

■そろそろ産卵か

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めだか歴8年目に突入。古い火鉢の水槽で細々と生命の営み。毎年生まれたり死んだり、新しいのが加わったりして小さな宇宙ができている。

数年前、近所に骨董屋ができてからというもの、同じ路地でメダカ+火鉢の水槽が大流行。床屋、居酒屋、鍵屋の店先にも火鉢が並び、それぞれにメダカが泳ぐ。
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする
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