2007年01月25日

■初めてのお使い

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ご近所の方から「古い本がたくさんあるから見に来てよ」と言われ、行ってきました、初めてのお使いならぬ、初めての宅買い。お客さんの家まで行って古本を買入れることをこう呼ぶのだそう。うわー、古本屋さんみたい〜。なんでも経験なので、とにかく電卓片手にはせさん治。

70代と思われる奥さまに迎えられて本棚を拝見。亡くなった旦那さんが本好きだったそうで、ほとんどの本に紙のブックカバーがかけてあって状態がいい。藤沢周平や司馬遼太郎など、時代小説もたくさんある中、あっ、幸田文の『おとうと』(S32年・谷内六郎装幀)が!なんてうれしい発見もあったりして、50冊ほどお譲りいただいてきた。うち10冊を均一用(均一といっても20冊ぐらいしか入らない箱が1つなのホホホ)にして、早速店頭に並べたところ、すぐ7冊売れてしまった。

よく古本を買ってくださる奥さんなんか、私が台車に古本いっぱい積んで歩いているところを目撃して、「なんか入ったと思って来てみたわ!」なんて、まるで関西のゴッドハンド氏のようなことをおっしゃる。何度か本を買ってくださっている80代(もしかしたら90代?)のおばあさんも、均一と店内で8冊も買ってくださった。ありゃりゃ、みなさん思ったよりよく見てるんだなぁ……。

見てないようで見てるー見てないようで見てるーというイエモンの曲が頭の中をぐるぐる回る。常に棚を変化させること。(←自分への忠告)

ところで本日、什器に新顔が到着。

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店作りはまだまだ発展途上にあって、棚の増殖を計画中。古い文机を買い足した。

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これまで床に置いていたコタツ櫓のガラステーブルを、文机の上に。よく売れる箸置きが見やすくなった。文机にはまもなく入荷の春向け雑貨を並べようと思っている。
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2006年12月22日

■立石書店 古本市・夜昼

“夜昼”という名前の通り、初日は夜7時〜11時の開催という、会社帰りに立ち寄れる古本市。私は立石書店の岡島さん、なべちゃんと共に帳場の係となって、「古本祭」とプリントされたエプロンをつけ、会計のお手伝いをさせていただいた。

店外要員として、古書現世・向井さん古書往来座・瀬戸さんリコシェ・阿部さん達が待機。

7時前から立石書店の前に並ぶ方もいらして、古書展初日とはこんな感じなのかな、とドキドキして気持ちが盛り上がった。開場してどどどっと店内にお客さまが入ってきたあとは、「静かなる熱気」としか言いようのない、店内がなにかすごい空気に満たされてしまった。獲物を狙うライオンが、音もなく草むらにいる感じ。いつくるか、くるかと待っているが、隅々まで獲物を物色するライオンたちは、なかなか帳場に姿を現さない。……シ−−−−ン。

こわい……。と、突然、獲物を大量に抱えて棚の陰から次々に飛び出してくる!ぎゃー。焦った。

そのうちに、あの人この人、見知った顔の方々がご来店になり、だんだん空気が和やかになった。大盛況で、10時ぐらいまでは人が絶えなかったのではないだろうか。夢中で会計や袋詰めをしていたので、時間経過の感覚がよくわからなかった。

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2日目は昼の部、昼12時〜夕方5時まで。12時から店番を手伝うはずが、少し遅れそうになってしまい、必死に自転車を漕いでいたら途中で転倒。小雨で滑ったーあはは。子供のように膝小僧をすりむき、青あざができた。いやー楽しいです。

立石書店に着くと、店の前にものすごい行列ができている。すぐ横にある穴八幡宮で、本日より「一陽来復御守」(江戸時代から続く伝統ある御守り)の配布が始まり、主に年輩の方々が延々と100メートルぐらいに渡って並んでいるのだった。すでに店頭に退屈男くんがエプロン姿で立っており、来年の暦をどんどん売っている。昨日とはお客さんの層が全く違うのだった。

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平成19年の暦、2割引き。岡島さんと退屈男くんがお昼ご飯を食べに行っている間、私も店頭に立って「来年の暦、2割引きです!いかがでしょうかー、ご利用くださーい」と声を出して売り込む。暦は開運歴、高島歴など1000円から2000円まで5種類あり、おばさま方に「どう違うの?」とよく聞かれて困った。岡島さんに、高いのほどより詳しく書いてある、と聞いて、そう答えるようにしたら、「あら、じゃあ高い方にしとくわ」という人が結構いた。あと、色暦と呼ばれている、表紙がカラーのタイプは書店でも取り寄せで手に入りにくいと聞いたので、それも売り文句に。「こちらはなかなか手に入らないですから、この機会にどうぞ!」と言うと、「そうなのよねー。じゃあ買っておくわ」という感じで、面白いように売れていくので楽しかった。

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これは古書往来座・瀬戸さん作の本のゴンドラ、「ホンドラ-II」である。通常、本棚で本の表紙を見せて置くと、その分、棚に置ける冊数が少なくなってしまう。そこで瀬戸さんが考え出したのが、本棚に垂直に取り付け、有効に表紙を見せながら、本棚の冊数も減らさない「ホンドラ」。約180度、扉のように動かせるので、陰になる本もきちんと見ることができる。上の写真は、スチール棚である立石書店用に、世界一強力な磁石で取り付けができるようにしたバージョン。瀬戸さんから開店祝いとして立石書店に贈られた。

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各参加店は、棚1本分ずつの展示。それぞれに魅力ある本が並んでいて、出店者というよりは、客の立場で見入ってしまう。月末も近いのでそんなに買ってはいけないと思いつつ、あれもこれもと唾をつける。

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旅猫雑貨店の棚はこんな感じだった。2日目は、外の棚にも手拭いや縁起物の商品を並べていただいたのでありがたかった。

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夕方からもお客さまが絶えずいらしたので、5時から30分ほど延長して終了。商品の撤収作業。立石書店の再スタートを飾る古本市に、微力ながら参加させていただいたことをとても光栄に思う。そして、プロの古書店の仕事の進め方(早い!)もとても勉強になり、得るものが多いイベントだった。それを少しでも旅猫雑貨店の運営に活かしたい。

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7時頃から、高田馬場の居酒屋で打ち上げ。今回、売上げダントツでトップは南陀楼綾繁さん。一人、スリップの束が異様に厚い。それをまるで悪代官が金を数えるがごとく、何が売れたかを検分する姿をカメラで激写(↑この写真ではなく)。2次会には書肆アクセスの畠中さんも合流。さらに3次会に行くみなさんに、南陀楼さんがカンパを。思わずリコシェ阿部さんが「けもの様〜!」と言ったのが一番可笑しかった。今後は私も「けもの様」と呼びたい。
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2006年10月28日

■ゴッドハンドと握手

明大アカデミー「古書の世界」講座、第4回目。かつて“古本屋殺し”と言われた中公文庫(古書価値の高い本をどんどん文庫にしていった)、その解説総目録についてのお話から。その後、池袋シネマ振興会が作っているフリーペーパー「buku」の紹介、その表紙を飾る小西真奈美つながりで「エルマガジン」に登場した山本善行さんが本日のゲスト。(この日のお話の内容は後日、岡崎さんと山本さんの対談本に掲載されるとのこと。)

講義の最後に岡崎さんより、「皆さんどうぞゴッドハンドの手を握ってから、神田古本祭りに行ってください」と呼びかけがあり、全員が山本さんと握手して解散。恒例の明大学食へ。オムハヤシライス450円が、半熟の卵焼きの加減がよくおいしかった。コウノ嬢、Nさんと3人で古本祭りへ繰り出す。私は30分ぐらいしか時間がなくて、さーっと流すように見ていった。ゴッドハンド氏の霊験あらたかとなったのかどうか、8冊ほど購入。

その後、雑司が谷に戻って再び湯たんぽ袋づくりと発送。
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2006年10月22日

■秋も一箱古本市

今回は忘れ物をしないよう十分にチェックをして参加してまいりました、秋も一箱古本市。4カ所の大家さんのうち、宗善寺というお寺の境内に出店。

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同じ会場には我が古本師匠・岡崎武志さん、そして晩鮭亭さん(サノシゲ食堂)、退屈男さん(ちくわ文庫)と、書物ブログで有名な方々のお姿があり、大相撲の三役揃い踏みみたいだった。11時開始と共に、お客さんが次々やってきた。

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今回の箱のテーマは「給食当番」。牛乳運搬用のアルミ箱に、沖縄・宮平牛乳の瓶を置いて、POPスタンドを立ててみた。給食のおばさんのつもりで割烹着も着ていたが、黒だったのであまり気付かれず。やはり白い割烹着で頭に三角巾、ぐらいやった方がよかったかもしれない。本とは全然関係ないところだけれど。

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お隣は、初参加で、見事、南陀楼綾繁賞を受賞した石ころ書房。元我堂で鍛えた品揃え、お見事でした。水引を使ったスリップもとても凝っていた。

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晩鮭亭日常さんのサノシゲ食堂は、佐野繁次郎装幀の本ばかりを集めた箱で、見応えがあった。退屈男さんと並んで2人共ずっと立ちっぱなしで、「いらっしゃいませ」「どうぞお手に取ってご覧ください」とお客さんに声を掛け続けている姿が印象的だった。僭越ながら個人的にお二人に「接客がよかったで賞」を差し上げたい。全然いらないとは思いますが。

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一箱古本市の「ミスター完売」の異名をとる岡崎武志さんの箱。今回も、途中でブックオフにせどりに行って追加した分まで完売(帰りが楽でいいなぁ)。注目は小学生の娘さんが書いたPOPで、「読むは古本!!」という力強い文字の下に、女の子(ご
本人?)の顔、その視線の先には小さな猫(マシロちゃん?)が一箱を出している。女の子は「古本ですか!?ですか!?」と猫に聞いている。猫が「古本ですよー」と答えているというもの。うーむ、古本養成ギブス、恐るべし。

今回旅猫書房にて売れた本を記しておく。

・秋山ちえ子『雨の日の手紙』(文春文庫)
・高田文夫『江戸前で笑いたい』(中公文庫)
・白洲正子『おとこ友達との会話』(新潮文庫)
・白洲正子『夕顔』(新潮文庫)
・阿佐田哲也『黄金の腕』(角川文庫)
・枝川公一『今日も銀座へ行かなくちゃ』(講談社文庫)
・加藤陸朗『カラーブックス/千代紙・型染紙』(保育社)
・『西洋の詩を読む人に ポエムライブラリィ4』
 (東京創元社/S31年/装幀:花森安治)
・新美敬子『旅猫三昧』(講談社文庫)

時間切れ……つづきはまた書きます……
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2006年10月14日

■カブトライダー

明大アカデミー「古書の世界」第2回目の講義。最初の15分ほどは岡崎さんが日本各地の古本屋を訪ねた時に撮影した、古本屋写真の紹介。古本屋らしいたたずまいの老舗、巨大倉庫のような新古本屋、大地震の時に居合わせた古本屋……などなど。アルバムを見ながら、古本屋の店頭というのはそれぞれみな違っていて味のあるものだと感心する。

今日のゲストは早稲田・古書現世の向井透史さん。イヨ!若旦那!と掛け声のひとつも掛けたくなったが、もちろんそんなことはできないです。向井さんが古本屋として働き始めた時の話から、バブル期の話、そして現在の話へ。

昔は市場に“地方荷”といって、地方の古本屋が東京に本を送って市場で売る、ということがよくあったが、今は地方でもインターネットで相場を掴んで自ら販売してしまうので、市場に出す必要がなくなった、市場で扱う本の量も、昔より大幅に減っている、とのこと。
また、昔の古本屋は丁稚制で人手があったので、朝8時ぐらいから開いていた。(今は10時半〜11時ぐらい。朝、市場に行って入札してから開店)夜も夜間の学生のために11時頃まで開いていたそう。

古書現世といえば、つい最近も深夜のケーブルテレビで再放送されていたテレビドラマ『気まぐれ天使』。山田吾一が店主で、2階に石立鉄男が下宿している古本屋として、昔の古書現世が映るのだ。向井さん曰く、石立鉄男は感じが悪く、一言もしゃべらなかったそうだ。私の同居人の家のすぐ近く(雑司が谷)で、やはり石立鉄男が水道屋という設定の『水もれ甲介』の撮影をしていた時も、鉄男は撮影現場に集まる子供達に「うるせぇ、あっちへ行け!」などと暴言を吐いていたらしく、同居人は(テレビで見るのと全然違う人だ…)とショックを受けたという。ちなみに『水もれ甲介』で使われていた水道屋は、3年ほど前に取り壊されて更地になっている。

最近、古本屋に来るお客さんが変わってきていて、女性が増え、横柄な人が減ったという。また、古本屋には時々変な人がやってきて、7〜8年前、スーツ姿で頭に鎧兜をかぶった人が来店。帰りにその兜を店に忘れていき、向井さんが兜を持って追いかけた、というエピソードが可笑しくて、教室で笑いをこらえすぎて少し泣いた。

最後に、早稲田古書店街の現状として、毎月のBIGBOX古書市はとてもよく売れる催事で、ここにいい本を持ってきてしまうので店売りがどうしても弱くなってしまう。BIGBOXだけで終わってしまって早稲田まで人が流れてこない。どうやって早稲田まで来
てもらうかが今後の課題だという。

講義のあと、岡崎さん、向井さん、生徒有志で明大の学食へ。土曜日なのにとても混んでいて、席がばらばらになってしまい、お話できず。

その後、一旦中野の自宅に車を取りに行き、雑司が谷の事務所へ。昨日まで準備していた商品10箱ほどを積み込んで、6時に再び神保町へ。いもやでとんかつ定食をかき込み、7時から東京古書会館にてアンダーグラウンドブックカフェの搬入作業。今回はハタナカさんに搬入の応援に来てもらった。その場勝負で展示していき、1時間ほどで完了。

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“小粋なブックカバー”新作も多数ございます

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好評“手拭い本”は箱付きになりました。「日本のこと秋編」「お米のこと」「小豆のこと」が新たに加わりました

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本を包むのに便利な、ポリエステルちりめんの風呂敷。シワが気にならず、洗濯機でどんどん洗えます。ドロップバッグ包み、ショルダーバッグ包み、合わせ包み、お使い包み、いろいろな包み方のサンプルをご用意しました。古書展へ行くときの必須アイテムとして、みんなが風呂敷を持って歩くようになったら素敵ですよねぇ。

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今回の目玉(?)は昔ながらのトタンの湯たんぽ。UBC仕様の特製袋付きです。冬の読書のお供に。
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2006年10月10日

■備忘録

7日(土)は明治大学リバティアカデミーで岡崎武志師匠の「古書の世界・7」の講座の第1回(全5回)だった。わ、わ、遅刻するぅ〜と明大のエレベーターに駆け込んだら、岡崎さんが乗っていて焦る。お店のことを気に掛けてくださっていて、それだけで心強く、がんばろうと思う。

教室に入ると、コウノ嬢はじめ、久保田くん、ナリタさんと、去年この講座で出会った仲間が揃っている。1年でいろんなところに行ったり、話し合ったり、かなり濃い〜お付き合いだ。講義は岡崎さんの自己紹介のあと、阿川弘之『なかよし特急』の話から。いつも特急に手を振っていた“まこちゃん”の物語。新刊『乗物絵本時代』も紹介され、今、いかに乗物絵本の人気があるか。

浅草の映画館の、映写技師のものと思われる個人のアルバム、これはいつかその映画館を特定してみたいとのこと。昭和26年の松島トモ子を主人公にした、トモ子ちゃんマンガ『アパートちゃん』。アパートちゃんカルタがあるらしい……。

明治40年刊『吾輩は鼠である』(影法師著・大学館刊)は、漱石の『吾輩は猫である』が明治39年に発行されたわずか1年後に、こんなパロディ本が出ているという。『吾輩は〜』のタイトルを模した本は100種類以上あるそう。

アンリー・ベロー著『肥満漢の嘆き』37才で100キロある男が、肥満を解消するために試行錯誤する、ダイエット本。これが1922年フランス文学賞ゴンクール賞をとっている。

まとめ:「買った古本についてちょっと調べると、芋づる式に当時の風俗・流行がわかってくる」

講義のあと、コウノ嬢、久保田くんと3人でさぼうるの山盛りナポリタンを平らげ、西秋書店へ。ちょうど西秋さんが表の均一棚に本をさしているところだったのでしばし立ち話。お邪魔いたしました。

8日(日)は、仕事場に初めて姉がやってきた。同居人と3人で、近くにある和カフェ「らばさん」へ。このカフェを経営する石田さんは、同居人の幼馴染みであるが、会うのは30年ぶりぐらいという。石田さんのおじいさんは、石田一松という演歌師で、『酋長の娘』を作った人。曲の歌い出しは

「♪私のラバさん 酋長の娘 色は黒いが 南洋じゃ美人」

「ラバさん=Loverさん=恋人」、これが店名の由来だそう。すみません、その曲を聴いたことがないのですが、もしも音源を入手できたら、旅猫雑貨店でもBGMとしてかけてみたいです。3種類あるランチはどれも1000円。お茶かコーヒーが付く。今度、雑司が谷2丁目でお店をしますと言ったらとても喜んでくださった。

9日(月)今度は父がやってきた。再びらばさんへ。昨日と同じ、鮭のづけ丼を食べる。美味。

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2006年08月19日

■秋も一箱古本市

夜、千駄木にて行われる一箱古本市の参謀会議へ。主催の中村さん石井くんコンビが奮闘して、着々と準備が進んでいる。今日の会議では、日にちを決定。開催日は10月22日(日)。告知やチラシ・ポスター制作などのスケジュールを話し合う。中村さんが作ってきたレジュメに、「秋も一箱古本市」とタイトルが銘打たれており、これいいね、ということで、正式名称に決まった。開催エリアも、箱を置かせてもらう大家さんも異なって、春とはひと味違う古本市になりそう。

会議のあと、7人でよみせ通りの小奈やへ。12時近くまで、南陀楼さんや三五さんの楽しい話を聞く。南陀楼さんが今度新しく出す日記本の注釈に、私の名前が出てくるらしい。「文系“お笑い”メガネ女子コンビ」とか書かれてませんように。

▼▼▼ 一箱店主・助っ人募集中! ▼▼▼
秋も一箱古本市 青秋部
http://d.hatena.ne.jp/seishubu/
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2006年06月07日

■アンダーグラウンドブックカフェ、無事終了

たくさんの皆さまにお越しいただき、アンダーグラウンドブックカフェVol.7、無事終了いたしました。めくるめく3日間、なんだかもう記憶力に自信がないくらい、いろいろな方とお話させていただき、ただただ、ありがたい気持ちでいっぱいです。
お越しいただけなかった方のために、売場の様子をご紹介いたします。

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▲こんな看板を作りました。立体の旅猫は友人のH中さんが作ってくれたもの

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▲「和のブックカバーフェア」、初めてこうして並べてみましたが、なかなか壮観でした

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▲麻のブックカバーいろいろ。みなさん柄選びに悩んでいました

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▲着物地、浴衣地、古布のブックカバー。こちらはやはり女性が手に取ることが多かったです

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▲古書展にいらっしゃる年輩の男性にも好評でした。特に新書サイズはよく出ました

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▲賑やかになるよう心がけた雑貨も、手ぬぐいを中心にたくさんお買上げいただきました

初日はクロークのお手伝いも初体験。いつも古書展に行くと、入り口で「お荷物をお預かりしまーす」と言われて番号札と引き換えにカバンを預けるのだが、預かる方の側に回ってみると、これが結構大変なのですね。来る人、帰る人がひっきりなしにやってきて、とても忙しいのでした。よくあれだけの数を、カバンを間違えずに受け渡しできるものだと感心。長くクロークのアルバイトをしている女性が、古書にはほとんど興味がない
と言っていたのが面白かった。

初日の夜は岡崎武志さんと黒岩比佐子さんのトークショー。2日目は午後から田中栞さんの和本作りワークショップに参加。UBCを満喫した。

一夜明けて7日(水)は朝から搬出作業。1時間ほどで片付けを終えて、3日間の売上金を西秋さんより拝受。このくらいいけばいいなーと思っていた金額をはるかに越えていてびっくり。ジョナサン・ケイナーの星占いに、「今週は金回りがよくなり心配の種が減る」と書いてあったのが本当になった。これで月末の支払いができます(泣)。

貴重な場を提供してくださった西秋書店さん始め、参加古書店の皆さまには大変お世話になりました。本当にありがとうございました!
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2006年05月29日

■3人だけのような

古本ライター、書評家、均一小僧、おに吉(中央線、荻窪・西荻窪・吉祥寺の古書店ガイドフリーペーパー)編集長、ご自身の著書も多数…と、「本」に関わる様々な仕事を精力的にされている岡崎武志さん。古本が好きになった人なら必ず行き当たるお方。

私が岡崎さんのことを初めて知ったのは3年ほど前。阿佐ヶ谷の千章堂書店という古本屋さんの店頭で、『古本でお散歩』(ちくま文庫/2001年)を手に取り、表紙をめくると、「古本へようこそ」という文字と共に、著者のイラスト入りサイン(岡崎さんご自身がリュックを背負って本を読みながら歩いていて、その上に太陽がニッコリ笑っている絵)が入っていた。その実にほのぼのとしたタッチが気に入ってしまい、たしか300円で購入。

それまでは、本好きではあるが買うのは専ら新刊で、時折、近所の古本屋で『東京人』のバックナンバーを買ったりする程度だったのだが、たまたま出掛けた神保町で古本まつりをやっていて、冷やかしで眺めた棚に興味のある本が次々と見つかり、持ちきれず宅急便で送ってもらうほど買ってしまった直後だった。

まだ恐る恐る古本屋に入るような感じだったので、この『古本でお散歩』に書かれている「古本屋初心者でも、ビクビクしないで堂々と古本屋とつきあえる作法」が、するするっと喉ごしのよい蕎麦のように飲み込まれ、私の古本(古本屋)に対する基本を作った。古本へようこそ、と招かれるまま、古本の世界へ突入したのである。(まだまだ、全然とばっくちですが。)

その後、昨年4月の不忍ブックストリート一箱古本市でご本人にお目にかかり、同年秋には、岡崎さんが講師の明治大学リバティアカデミー講座『古書の世界6』を受講したりと、古本の師匠から直接お話を伺う機会を得た。この講座では、わが相方のコウノさんにも出会った。先日もコウノさんに「わたし達って知り合ってからまだ半年ぐらいしか経ってないんだよね。もっと昔から知ってるみたいなのにねー」と言われ、あれ、まだ半年だっけ?と指を折って数えてしまった。

明大の学食でコウノさんと初めて話をしている時に、岡崎さんから「君たちは前から友達なの?なんかいいコンビやなぁ」と言われたのは、あれは予言だったのである。

そんな2人が、岡崎さんからご指名を受けてトークライブに参加してしまった。「文系メガネ女子お笑いコンビ」などという肩書きがついてしまって、“文系”で“メガネ”で“女子”まではいいのだけど、“お笑い”っつーのは、顔ですか?(笑)我々何も芸がないので、“お笑い”を入れるのはやめましょう。コントもできません。そもそも、“文系メガネ女子”という括りはもっと小洒落た方に向けられているものと思われ、我々につけられるともう自分で自分の後頭部をペシリと叩きたくなるのであります。

閑話休題。カネコとコウノ=カネコウノが、師匠・岡崎武志さんに50の質問をするというイベント、想像以上にたくさんの方がご来場くださって無事終了。聞いていたみなさんが面白かったのか面白くなかったのかは私たちには全然わからなくて、ただ質問に対して岡崎さんがとても正直に、真摯に答えてくださったことだけが、強く強く印象に残った。まるで3人だけで話しているような感覚で、あっという間の1時間半だった。

カネコウノの質問内容も含め、「岡崎武志コクテイルライブ」の様子は、この夏に刊行される“コクテイル文庫”に掲載されるとのこと。こちらも楽しみだ。

岡崎さんはじめ、ご来場くださったリコシェの阿部さん、晩鮭亭さん、久保田さん他の皆さま(は、もちろん岡崎さんを見にいらしているわけですが)、海ねこさん、Mongoさん、質問のヒントを与えてくださったNさん、そしてコクテイルの狩野さん、つたない質問にお付き合いくださって、この場を借りて心より御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。
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2006年05月18日

■ご報告

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送ればせながら、4月末に無事、古物商の許可がおりました。まだ実業が伴っていないので実感もなにもないのですが、「書籍商」です。東京都公安委員会のホームページにも登録しちゃいました。身が引き締まります。きゅー。

まずは旅猫書房の目録制作……なんですが、これが本当に大変ですね。海ねこさん、やっぱりあなたを心から尊敬します。小さい時から、毎日コツコツと続けることがものすごーく苦手だったものですから、これはちょっとえらいことだぞ、うーむ。

と、悩んでるヒマがあったら手を動かせってことですけど。がんばりますっ。
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