2006年05月02日

■店主同士の古本交換会

まだまだ一箱古本市関連の記事が続きます。

今回、雨で中止となった一箱古本市だったが、中止後の5時半から、不忍ふれあい館(イベント会場)で急遽行われた、店主のみの古本交換会が、思った以上に楽しかった。他のスポットを回れなかったフラストレーションが、ここで一気に解消されたのだ。

店主さんともお話できたり、オマケのグッズをいただいたり。こういう会場が1つあってもいいなぁと思ったほどだった。街歩きの要素はないが、雨天の場合はここでやるとか。

その会場の写真をスライドショーにしてみた。だいたい50ぐらいの箱が集まっていたと思われるが、前に人が集まっている箱や、熱心に本を選んでいる方がいる箱は、あとで撮影しようと思って飛ばしたりして、いくつか撮影からもれてしまったのはお許しください。スライドショーは少し長めの8秒間隔にしてあります。.macのサイトにアップしてあるので、文字化けしてしまう場合があります。ページをリロード(更新)するか、文字セットをShift-JIS等に直してみてください。(写真がメインなので、文字化けのままでも見られます)

↓↓↓ それでは、どうぞー。(長いです)
http://homepage.mac.com/kay526/hitohako2006.html
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2006年05月01日

■一箱古本市で売れた本

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一箱古本市2006でお買い上げいただいた本を記しておきます。

【ギャラリーKINGYO前 11:00〜15:00】
<文庫>
・長部日出雄『笑いの狩人 江戸落語家伝』(新潮文庫/S58年)
・興津要編『にっぽんジョーク集』(講談社文庫/S59年)
・興津要『大江戸長屋ばなし』(PHP文庫/’93年)
・齋藤明『志ん朝の風流入門』(ちくま文庫/’02年)
・江國滋『落語美学』(旺文社文庫/’82年)
・江國滋『落語手帖』(旺文社文庫/’82年)
・矢野誠一『文人たちの寄席』(文春文庫/’04年)
・立川談志『談志楽屋噺』(文春文庫/’02年)
・戸板康二『ぜいたく列伝』(文春文庫/’96年)
・杉浦日向子『呑々草子』(講談社文庫/’00年)
・なぎら健壱『東京酒場漂流記』(ちくま文庫/’99年/6刷)
・森茉莉『記憶の絵』(ちくま文庫/’92年)
・片岡義男『ホームタウン東京』(ちくま文庫/’03年)
・開高健『ずばり東京』(文春文庫/’82年)
・江戸川乱歩『うつし世は夢』(講談社推理文庫/S62年)

<単行本>
・松下竜一『豆腐屋の四季』(講談社/S44年/初版)
・興津要『落語とお色気』(参玄社/S49年/初版・帯)
・朝日新聞東京本社社会部『下町』(朝日新聞社/S53年/3刷)
・朝日新聞家庭部編『奥さま散歩』(朋文堂/S35年/初版)
・川本三郎『東京万華鏡』(筑摩書房/’92年/初版)
・川本三郎編『日本の名随筆・別巻32 散歩』(作品社/’93年/初版)
・畑田国男『高見の見物 東京面白ビルめぐり』(集英社/’83年/初版・帯)
・古井由吉『東京物語考』(岩波書店/’84年/初版・帯)
・泉麻人『青春の東京地図』(晶文社/’01年/初版・帯)
・武田百合子『犬が星見た ロシア旅行』(中央公論社/S54年/初版・帯)
・幸田文『流れる』(新潮社/H5年/4刷・箱付)
・幸田文『きもの』(新潮社/H5年/初版・箱付)
・竹久夢二『雑草』(ノーベル書房/S51年/初版・箱付)
・石塚公昭『乱歩 夜の夢こそまこと』(パロル舎/’05年/初版・帯)

【不忍ふれあい館 古本交換会 17:30〜19:00】
<文庫>
・フランキー堺『写楽道行』(文春文庫/’89年)
・和田誠『落語横車』(講談社文庫/S59年)
・矢野誠一『藝人という生き方 渥美清のことなど』(文春文庫/’01年)
・安岡章太郎『酒屋へ三里 豆腐屋へ二里』(福武文庫/’93年)
・司馬遼太郎『本郷界隈 街道をゆく37』(朝日文芸文庫/’97年)
・文藝春秋編『江戸こぼれ話』(文春文庫/’96年)

<単行本>
・銀林みのる『鉄塔 武蔵野線』(新潮社/’94年)
・野口富士男『かくてありけり』(講談社/’79年・初版・箱)

文庫:21冊、単行本:16冊、合計37冊でした。お買い上げ、誠にありがとうございました!
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2006年04月30日

■コクテイルライブ

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一箱古本市の興奮さめやらぬまま、夜、相方コウノさんと一緒に古本酒場コクテイルへ。彷書月刊5月号特集『岡崎武志古本劇場』の発行を記念しての岡崎さんのライブ。

恒例の、客席側の自己紹介から始まるのであった。どんな方がいらしてるのかがわかって面白いのだけど、自分の番がくると何度やっても恥ずかしい。トークライブではお嬢さんが彷書月刊に書いた文章のことや、高円寺に住んでいた頃の日記が面白かった。古本のことだけでなく、昔から日々のことを丁寧に書き留め続けているというのが、岡崎さんの引き出しを増やし続ける鍵なのかしら。

ギターを弾きながら唄を歌う姿を初めて拝見。「なにを歌っても吉田拓郎になる」とおっしゃっていた。最後に歌った♪サヨナラと書いた手紙〜という曲がとてもよかった。

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▲すみません、ブレました
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2006年04月29日

■曇りのち雨のち晴れ

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天候が心配された一箱古本市は、午後からの雨により3時過ぎに撤収というイレギュラーはあったが、昨年同様たくさんの人出だった模様。私は出店するギャラリーKINGYOの前半(11時から14時)を担当する専従スタッフとなっていたため、他の14カ所のスポットは全く見ることができなかったのだが、静かな路地裏にあるギャラリーKINGYOにも、引きも切らずにお客さまがいらしてくださったことからも、その盛況ぶりを伺い知るというわけで。当店でお買い上げくださったお客さま、本当にありがとうございました。

開催の2日前の夜、実行委員会の皆さんと助っ人を交えた最終ミーティングが行われ、古本市の進行を細かく、時にはゆるく検証しながら、確認事項を共有し、疑問点を話し合った。その帰り道、なんだか悪寒がして喉も痛みだし、これはまずいとすぐに家に帰って早めに寝たが、夜中、熱にうなされて何度も起きてしまう。どうも同居人の風邪をうつされてしまったようだった。

28日朝は唾液も飲み込めないほど喉が腫れ、熱も38度になった。いつもなら風邪をひいても病院にはめったに行かないのだが、今回だけは別。すぐに病院へ行く。たんまりと処方された抗生物質や粉薬を飲むと、心身共に単純なのかひゅーっと熱が下がった。夕方には36度2分になり、一安心。しかしそのせいで遅れた準備のため、寝たのは朝方5時すぎ。むう。

7時起床。少し喉は痛いが、熱はなし。7時20分頃、メーリングリストにて開催決定の連絡あり。少し早めに行くつもりが、やはり頭がぼーっとしていてぎりぎりの時間に家を出発する。家を出て15分ぐらい経ってから、一箱古本市の出店に最も大切な、本を入れた「一箱」をまるごと家に忘れてきたことに気が付く。

一瞬目の前が真っ白に。しかし家に戻っていたら、専従スタッフとして店主さんをスポットに先導し、朝のミーティングを行う役目ができなくなる。幸い、補充用の本だけは積み込んでいたので、それで勝負することに。遠足にお弁当を忘れた小学生の気分になりつつ、集合時間の10時ジャストに往来堂書店到着。

すでに後半担当の専従スタッフ、星祭舎(たなばたしゃ)の主代さんご夫妻が、出欠と第一陣の先導をしてくださっていた。本当にすみませんでした。すぐに往来堂書店さんで、不要な段ボール箱をいただき、それを使って一箱設置。なんとか形にする。

去年の動向をふりかえってみると、まず11時の開店と同時に、古書展初日派、といった感じの古本マニアなおじさまがわらわらと箱を漁って、手頃な本を抜いていき、その波がひいたあたりから、若い女性や、つつじ祭りのついでに覗いていく中高年、ご近所の方が続々やってくる、という感じだった。それで、まず初めに古書好きが手に取るような、落語・演芸本を中心に並べて、少し隙間ができた時点で、女性向け(着物本や森茉莉、幸田文、武田百合子等)、東京散策系などを投入する計画だったのだ。だから補充用といっても決して手は抜いてなかったのが不幸中の幸い。

同じ出店場所では、楽楽楽楽楽堂(ごらくどう)さん、おーでぃっととれいるさん、Sortie☆さん、ふくろ小路一番館さん(←元我堂のナンダさんです)の本が、特に面白いように売れていた。スタンプラリー用紙にハンコを押したり、店番の会計を見守ったり、備品の減り具合や天気を気にしたり、その合間に自分の箱を直したり。予報より早く1時半ぐらいから、雨が降り出し
たが、ギャラリーKINGYOには可動式のテント屋根があったため、12箱が雨に濡れることなく中止決定の3時まで販売を続けることができた。

ほぼ撤収が終わった頃に石ころ嬢としおみん登場。ナンダさん、コウノさんと5人で根津の喫茶ダンディ(ここしか席が空いてなかったのだが、以外と穴場)にてお茶。私とコウノさんは5時半から急遽開催の、店主同士の古本交換会に参加。これが意外と面白く“一箱古書展”といった感じで、不忍ふれあい館という地域センターのようなところのホールに、有志の店主が箱を並べて販売するスタイル。50箱ほど参加した。長距離を歩く時間や体力のない人向けに、このやり方もアリなのでは、と思ってしまった。
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19時から、その会場で売上金の受け渡しと表彰イベント開始。去年、岡崎武志賞をいただいたので、今年の受賞は絶対他の店主さんだという確信があり、後ろの方でお気楽に見物する態勢でいたところ、早稲田の古書現世・向井さんに<セドロー賞>をいただいてしまった。一瞬、本当に聞き間違いだと思った。びっくり顔のまま100人の前の舞台へ上がる。しおりにつけた唐草模様のテープのことや、品揃えについてコメントをいただいた。セドローさん、ありがとうございました。あの短い時間でいつの間に、唐草テープまで見てくださっているとは本当に恐ろしいお方です。景品としていただいたのはこの品々。
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アトムが描かれた券は、早稲田・高田馬場の地域通貨で、10馬力=10円だそうです。近日、古書現世で使わせていただく予定でおります。ハガキはセドローさんの著書『早稲田古本屋日録』の版元である右文書院さんに、どれでも希望する本を一冊、プレゼントとして送っていただける魔法のハガキだそう。やったー。

スタッフ+助っ人の打ち上げには参加せず、帰宅。実行委員会の皆さま、助っ人の皆さま、お疲れさまでした。助っ人に加わって本当によかったです。舞台に立つより裏方の似合う性分のため、また次回も参加させていただきたいと思っております。

家に帰って、ベランダから空を見たら星が出てました。今日の自分を思い返し、しばらくは反省の日々を過ごします。
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2006年04月15日

■本の散歩展・再び

昨日は一人で、初日の様子を勉強。今日は相方・コウノ嬢と共に(彼女は会社員なので、平日は来られないのです)。午後1時からは会場にて岡崎武志さんのサイン会があったのだが、あまり毎回行っていると煩がられるかと遠慮してみたり。(コウノ嬢はサイン会を終えた岡崎さんにお会いしたらしい。)

昨日買ってもうお腹一杯になっているので、今日は4冊のみ購入。

・高田宏『子供誌』(新潮社/1993年)
・岡本文弥『ひそひそばなし』(三月書房/S38年)など。

南部古書会館近くのフレッシュネスバーガーで本日の収穫を見せ合いっこしてから、これからどこ行こうかと相談(もちろん古本屋ですよ)。私の提案で、中野新橋の「古書 猫額洞」に決まる。

ちわみさんの「森茉莉街道をゆく(+長谷川時雨)」のリンクで知って、前から一度行ってみたいと思っていたお店。道に迷いつつ、辿り着いた「猫額洞」は品揃えが好みにばっちり合っており、あれもこれも欲しくなる本ばかりで困った。

コウノ嬢は、ずっと探していたミステリー本が廉価で見つかり、店主さんに興奮気味に喜びを伝えていた。あとで聞いたら、ネットオークションで1万円以上ついているとのこと。五反田で買った本もその本に関連するものだったそうで、彼女にとって非常に収穫の多い一日だったようだ。

私の方も、八鍬真佐子(←収集している)がイラストを描いている、田中祥太郎『14ひきともう一匹の猫』(白川書院/1976年)や、猫の図案のものばかりを集めた『戦前マッチラベル10枚組』など、ムヒッ!っとうれしくなってしまうものが買えた。

我々があまりに嬉々としているので、店主さん(女性)がこんなものもあるのでよかったら見てみて、と、戦前の飾り罫ばかりを集めた図案集やイラスト・ロゴ集など見せてくださったり、猫の話をしたりと長居をさせていただいた。

中野新橋をあとにして、新宿にあるコウノ嬢行きつけのカフェで、これまたコウノ嬢お勧めのバナナロイヤルミルクティーを飲む。普通のカップの3倍はあろうかという巨大なマグカップで出てくる。古本友達万歳。

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2006年04月14日

■本の散歩展

私にしては早起きをして、午前中に五反田へ向かう。古本海ねこさんが初めて参加する古書即売会「本の散歩展」初日。

出掛ける間際に、海ねこさんから携帯にメール。喉が痛いので、首に巻く手ぬぐいをわけてほしい由。2種類ほど選んで持っていく。会場にはたくさんの古書マニアのおじさまがワラワラと棚に群がっていた。10冊、20冊と大量に買う人が列になり、会計係となった海ねこさん少々パニック気味。あとで、「こんなに忙しいのは初めて」とおっしゃっていた。盛況で何より。首に手ぬぐいを巻いた、体の小さな海ねこさんが張り切っている姿は、古本と男性ばかりのセピア色の会場で生き生きと目立っていた。

古本の成果はというと、1階の均一で11冊、2階で4冊。

・戸板康二『元禄小袖からミニスカートまで』(S47年)
・樋口清之『装いのこころ』(S54年)
・北村哲郎「日本の織物」(S55年)
・伊東深水・他『日本の工芸1・染』(S40年)

など。“衣”に関する本が目についた日だった。
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2006年04月09日

■マップ配布

快晴の日曜日。昨日預かってきた不忍ブックストリートMAPと、一箱古本市のポスターを紙袋に詰め、午後遅くに自宅を出る。

まずは西荻窪へ。自転車で約20分。まず<古書興居島屋(ゴゴシマヤ)>を訪ねる。先日、お花見でご一緒させていただいた店主の石丸澄子さんにご挨拶してから、マップの配布をお願いする。すでにポスターは店頭に貼ってくださっていた。

次に絵本も販売しているカフェ<三月の羊>へ。去年も置いていただいたそうで、すぐに快諾してくださった。<古書音羽館>でも、「不忍……」と言い始めるとすぐにわかってくださった。そしてお返しというかなんというか、来月から西荻で行われるイベント、西荻ブックマークのチラシとポスターを、谷根千地域のお店に渡してくださいとのことで、お預かりする。有効に使っていただき助っ人冥利。しっかりとお渡しします。

さらに<にわとり文庫>へ。こちらも快諾。「お疲れさまです!」と声を掛けていただき、ペダルを漕ぐ足も軽快になる。このあと、
【荻窪】  ・象のあし書店
【阿佐ヶ谷】・阿南古堂
      ・風船舎
      ・石田書房
【高円寺】 ・高円寺文庫センター
      ・茶房高円寺書林
      ・アジアンドッグ
      ・古本酒場コクテイル
と古書店を中心に回って手持ちのMAPが品切れに。約2時間で終了。いい運動になりました。
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2006年02月27日

■雨降るも

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▲新作てぬぐい展「くすすみ二人 てぬぐいしりぬぐい」
QBBの久住卓也さん、シルクスクリーン作家石丸澄子さんの新作てぬぐい展示販売のようす。〜3/15(水)まで


高円寺コクテイルでの一箱古本市、無事終了しました。売れた本などチラリと記しておきます。

『うつむく青年』谷川俊太郎
(山梨シルクセンター出版部/1972年/重版)

『わが動物記』犬養哲夫
(暮しの手帖社/S49年/重版/装本:花森安治)

『風景のない旅』古山高麗雄
(文藝春秋/S48年/初版/装幀:和田誠)

『すてきなバスケット』小沢正・作 佐々木マキ・画
(福音館書店/1977年/初版)

『愛猿記』子母澤寛
(文春文庫/1988年/初版)

『滑稽糞尿譚 ウィタ・フンニョリアス』安岡章太郎編
(文春文庫/1995年/初版)

『モロッコ革の本』栃折久美子
(集英社文庫/S55年)

『宮武外骨』吉野孝雄
(河出文庫/S60年/再版)

『モンマルトル/モンパルナス −パリ美術散歩−』向田直幹
(講談社文庫/S57年)

などなど。
前回は場所柄を考えて酒と食の本だけに絞ったところ、全くダメでした。コクテイルに来る人には当たり前すぎたのでしょう。今回は自分で面白いと思う本が売れていてよかったです。どなたがお買上げいただいたかわかりませんが、本当にありがとうございました。4月の不忍ブックストリート一箱古本市も参加申し込みしました。もし抽選にもれて出品はできなくても、助っ人ボランティアスタッフとして参加させていただく予定です。

ゴールデンウィーク初日、お時間と場所の合う方はぜひお越しください。
>> 不忍ブックストリート公式ページ
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2006年02月19日

■古本酒場

下戸のくせに最近何かとご縁がある古本酒場コクテイルにて、岡崎武志さんの『気まぐれ古書店紀行』刊行記念イベント、その名も「古本酒場 岡崎武志」へ。

古本コント相方の河野さん、古本海ねこの加藤夫妻も一緒にわいわいと。来場者全員が自己紹介する、というのが岡崎さんのイベントの特徴?恥ずかしがり屋としてはかなり緊張するのだが、どんな方々が集まってきているのかがわかって場の空気が和むし、初対面の方でも話しやすい。コクテイルの文士料理も堪能。
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岡崎さん少々お疲れのご様子ながら、やはりお話は面白くて坪内祐三さんとの出会いのこと、最近買った本の話題など。岡崎さんのブログに書かれていた小松左京・和田誠イラストの『空中都市008』(講談社刊の児童書。NHKで昭和44年に人形劇として放送)、このNHK版の絵が入ったアルミの弁当箱を、私の兄が幼稚園の時に使っていた。それが実家の食器棚に眠っていたので、数年前にいただいてきて、レトロなコレクションとして飾っていたのを岡崎さんにお見せする(見せるだけですみません!)。これが和田誠の絵だったらもっとレアだったんだろうけど。

第二部は、『彷書月刊』編集長で、古書店なないろ文庫ふしぎ堂店主でもいらっしゃる田村治芳さん、随文家の坂崎重盛さん(『蒐集する猿』などの著書、とても好きです)と3人でのトーク。田村さんも名調子といった感じの話し方で、岡崎さんと出会った頃の印象など、ユーモアを交えながら会場を湧かせる。坂崎さんは東京人らしく(?)シャイな方みたいで、一言だけで終わったのも潔い感じでよかった。

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▲左より:岡崎武志さん、田村芳治さん、坂崎重盛さん

さらに第三部は、『気まぐれ古書店紀行』の装幀を手がけた石丸澄子さん(西荻窪・古書店/興居島屋店主)と、QBB久住昌之さん、工作舎の編集者・石原さんが、本の制作にまつわるエピソードを。こんなにたっぷりとお話が聞けたのはありがたい。岡崎さんにも再び似顔絵入りのサインをいただいたし、あとはひたすら楽しんで読むことにします。

一応9時でお開きになったものの、海ねこさん、石田書房さんと3人で12時頃までコクテイルで語り合ってしまった。長っ尻でたいへん失礼いたしました。
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2006年01月21日

■雪道は苦手です

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▲JR山手線・五反田駅からの眺め

明大古書講座から始まった、月に一度の五反田会。わが相方と雪の舞う南部古書会館の即売展へ。岡崎師匠は初日の朝一でいらしていたとブログで知る。しかも30冊近く買ったと書いてあった。わぉ。

相方は金曜日は会社で来られないのだが、次回は私一人ででも初日に来ないとあきまへん。それで、2日目は相方と、五反田2連チャン。グレイッシュな古本おじさんに混ざってがんばろう。

さて、雪が吹き込まないようシャッターが半分閉められた1階で、足元からの冷え込みに耐えつつ7冊。岩波写真文庫がずらりと並んでいる中から『鳥獣戯画』を見つけて喜ぶ。
相方が迷ってやめたらしい。1980年頃に文化出版局が出していた“日常の食器”シリーズの『ガラス』は、『木の器』を持っていて、なかなか優れた内容だなと思っていたので買う。今どきの雑貨本と違って媚びがないのがいい。

棚を見ながら、会計当番中のおじさん同士の会話が聞こえてくる。

「長靴っていうのは、案外もたないもんだなぁ」
「え、どのぐらい履いてるの?」
「うーん、30年ぐらいかなぁ」
「30年履いてりゃ十分でしょ」
「だって週に1度か2度きゃ履かないんだぜ」
「それだって30年履いたら十分でしょ」
「そうかなぁ意外ともたねぇなぁ」
「30年も履いてたら中になんか住んでるよ」
「かいでみるか」

30年前の本というのは、古書としてはまだ新しい方になると思うのだが、30年前の長靴は厳しいだろう。表がもったとしたって、やはり中が。どうなんでしょうか。

手がかじかんできたので近くのフレッシュネスバーガーに避難。収穫本を見せ合いながら軽い昼食をとる。そのあと、新宿経由で小田急線に乗り、経堂にあるロバロバカフェの新春古本市へ。

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初めて行ったお店ですが、どうも、われわれ2人はこういう乙女好みのカフェなどより、古書会館のムサいオヤジっぽさの方がしっくり来るみたい。ちょっと気恥ずかしいのです。だけど、お店はとてもいい雰囲気で、雑貨や小冊子などが置かれたコーナーもあり、ちょうどカフェのカウンターと背中を向け合う格好になるので、ためらわずに見ることができるのがよかった。

古本の方は、カヌー犬ブックスの箱から1冊、吉沢久子『美しいくらしをあなたに』(じゃこめてい出版)を買わせていただく。家事や生活歳事記といった内容で、この手の本はお母さん(またはおばあさん)が娘に説く、といった感じに説教臭くなりがちなのだが、この方は嫌味のない文体で抵抗なく読める。以前読んだことがある、吉沢久子『ごはんを美味しく食べる本』も、お米のこと、みそ汁のこと、おかずの基本をさらりと説く良書。

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▲隅っこの方で小さくなって、チャイなどいただきました
倉敷・蟲文庫さんのシダのぬいぐるみ実物をはじめて間近で見た
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